信用できる興信所の特徴

1. 興信所とは
テレビやドラマなどで時折耳にする興信所は、普段の生活の中ではそれほど身近なものと感じていない方も多いことでしょう。そのため、なかなか詳しく知る機会も少ないものです。興信所の『信』の字は『信用』を現しており、対象となる企業や個人の信用状況を主に調査する仕事になります。

興信所は、1895年に銀行が設立した機関です。当初は、お金を融資する時にその対象者や企業が信用に値するかどうかを調査するために発足されたものです。

日本では、個人の情報を調査する場合、法律によって『興信所業者が講ずべき個人情報保護のための措置の特例に関する指針』という定義がなされています。この定義によって、興信所が個人情報を調査する場合、調査対象者が依頼者の配偶者か子である場合、また、依頼者の法律行為の相手方、依頼者が犯罪などの不正行為によって被害を受けていた場合を除いては、調査を行う前に調査対象者に通知をする必要があります。

2. 興信所の特徴
似たものとして探偵事務所があります。どちらも依頼者が調べてほしい人物の素性を調査するのが仕事なので、同じような機関だと思われがちです。もともとは、探偵事務所では浮気調査や人探し、盗聴器が設置されていないかどうかなどの調査を主に行っていました。これに対して興信所では、身辺調査や身元調査、企業調査や結婚前調査を主に行っていました。以前はそれぞれの特徴にはこのような違いがありましたが、現在では両者の境界線はあいまいになっていて、興信所であっても浮気調査を得意としているような所が増えてきています。

3. 興信所に依頼するメリット
興信所に依頼する場合のメリットには次のようなものがあります。

対象者を自分の力で調査しようと思うとどうしても限界があります。尾行をはじめとした調査は、やはりプロに任せた方が対象者に発覚する危険性もないため安心ですし、結果も得られやすいものです。特に浮気調査や素行調査の場合は対象者の生活に合わせて尾行を行う必要があり、一般の人には負担が大きく、時間をかけて尾行し続ける事は難しいのが現実です。対象者を尾行したり張り込みをしたりする場合、相手に自分がつけている事を気付かせないようにする技術と努力が必要です。当然の事ながら素人にこのような尾行はとても難しく、多くの場合発覚してしまうか、相手を見失ってしまうかという事になります。

また、調査の方法は尾行や張り込みだけではありません。対象者が勤務する会社や周囲の人間に聞き込みを行ったりして情報収集をする必要もあり、対象者に近い人物がこの種の調査をすることはリスクが高いものです。全く顔を知られていない興信所の人物だからこそできる調査が多いのです。

更に、一般の人は持っていないような調査や情報収集のための特殊な技術や方法を興信所は持っています。これは尾行や張り込みなどの技術や聞き込み調査をするための方法にも当てはまります。長年にわたって経験を積み重ね、訓練を積み重ねてきた興信所では、普通の人には難しい調査を可能にしています。これらの技術やノウハウから情報や結果を導き出してくれるという点が、興信所に依頼するメリットと言えます。

4. 信用できる興信所とは
最近はインターネットを使って、様々な興信所を探し出す事ができるようになりました。ただ情報が多すぎて、どこを選べばいいのか迷ってしまう事もしばしばです。口コミサイトもある程度は参考になりますが、更にポイントを絞って信用できるところを探すようにしたいものです。では、信用できる興信所とはどのような点から判断すれば良いのでしょうか。

まず、興信所のサイトの会社概要を見て、記載漏れが無いかどうか確認しましょう。代表者の氏名、興信所の事務所住所、探偵業届出番号の3点が記載されていない場合は、あまり信用できません。また、料金が分かりやすく提示されている所を選ぶようにしましょう。インターネットサイトである程度絞り込んだら電話をかけてみて、追加料金についてなど更に詳しい説明を求めましょう。

5. 調査依頼する際に注意する事
興信所に調査依頼する際には、注意すべき事がいくつかあります。

まず、料金についてですが、最初に見積金額の提示を依頼しましょう。先ほどもお話ししたように追加料金がどれぐらいになるのかという事も事前に確認しておく事が大切です。料金が安いからと依頼した結果、多額な追加料金を請求されるケースもあります。また、契約書の内容はきちんと理解し、納得した上で申し込みましょう。

更に、尾行中の撮影がされるか、尾行中の記録が報告書に記載されるかといった事も確認しましょう。最近は尾行をせずにGPS装置を使った後追い調査を中心に行うところが増えているため、尾行が苦手な興信所も存在します。尾行中の撮影や記録があるかどうかは、きちんとした尾行の技術があるところを選ぶ目安になります。